2010年6月5日土曜日
10 06 05 普天間基地に向かうF/A-18
鳩山首相が辞任し、「普天間基地の移設」の行方が不透明になってきました。
今日は、久しぶりにF/A-18ホーネットが国道330号線の上を普天間基地に向かっていきました。計3機。
そのうちの2機をコンパクトデジカメで動画撮影しました。
通過後は、エンジンの音がかなりうるさいです。
機体の後ろに噴射するので当たり前ですけど・・
我が家の周辺は、全て住宅地が広がっていて、機体故障など何か事故あると、ただごとではすみません。
民主党政権は普天間をどうするつもりでしょうか。
2010年5月5日水曜日
鳩山首相が来ました。20100504の普天間です。
鳩山首相が沖縄に来ました。
マスコミも大騒ぎ、午後6時頃、嘉数高台公園に行きました。
NHKが陣取っていました。上空では、地上の騒ぎも関係なく、ヘリや固定翼機が飛行しています。
鳩山首相が沖縄でやったことは一体、なんだったのでしょう。
「全て県外ということはできない。」とか、名護市に行ったりして、やはりという気がしますけど・・
実は、「友愛政治」を掲げていたころからあやしいと思っていました。
政治が、特に国際政治が、小学校の壁に掲げているような標語で解決できる訳はないですよね。首相が「浅かった」とか「個人の発言」とか言ってはいけませんよね・・
「抑止力」って、何から何を抑止するんですかね・・
首相は「抑止力のため必要」と言いますが、日本人全体そう思っていますかね。
マスコミの人でも、東京にいると沖縄の抑止力は全然実感できないと言う人もいるし、
もう、普天間飛行場の問題は、簡単に解決できない所に来てしまったような気がしますね。
2010年5月1日土曜日
20100430浦添
普天間飛行場に向かうAH-1W シーコブラである。浦添の住宅地上空で撮影、数十分間隔で通過してきたので、多分、離着陸訓練
スマートなこのヘリは、攻撃用で、機体の両脇に、対戦車砲などを搭載
久しぶりに騒がしい普天間飛行場周辺である。
本日(5月1日)、いつもの撮影ポイントに行ったら、撮影のための立ち入りが禁止になっていて、
その理由が、最近、マスコミ関係者からの使用の申し出が多く、その申し出は断っているので、とのこと。
残念はあるけど、最近、マスコミが普天間周辺に増えてきて、テレビの画像、映像も新たらしくなり、
また、いかにも危険そうな画像、映像が増えているし、まぁ、それはそれでいいのかも。
普天間飛行場の状況が広く、知れ渡るのは悪いいことじゃないし・・
2010年4月18日日曜日
2010/04/17futenma
2010/04/17の普天間飛行場です。滑走路の補修も終わり、KC-130などの固定翼も帰ってきています。補修工事の間どこに行っていたのでしょうか。嘉手納ですか?岩国ですか?
そういえば、岩国の新滑走路が完成したようなので、KC-130は、いつ岩国に移駐してもいいはずですが、誰も、言わないですね。もう10年以上も前に決まっていたことなのに、今は、普天間飛行場の移設先の問題ばかり・・
まずは、KC-130から先に岩国に移駐させるべきではないですか。
岩国移駐は誰も反対していなかったし、もう新滑走路もできています。
そいうことは、鳩山首相もしらないと思います。
これまでの経緯を知ろうともしてないし、政治主導とか言っているので、教えてくれる人もいないのでしょうね。
「首相は懇談の場で、普天間問題について「皆さん、普天間なんて知らなかったでしょう」と問い掛けた」らしいのですが、鳩山さんもどれだけ知っていたのか、疑問ですね。
まぁ、問題は普天間の問題というよりは、その外交・防衛感覚の幼稚さですね。「友愛」で外交問題は解決しないでしょう。小学校の教室に貼ってある標語じゃないですか「友愛」って・・
そういえば、岩国の新滑走路が完成したようなので、KC-130は、いつ岩国に移駐してもいいはずですが、誰も、言わないですね。もう10年以上も前に決まっていたことなのに、今は、普天間飛行場の移設先の問題ばかり・・
まずは、KC-130から先に岩国に移駐させるべきではないですか。
岩国移駐は誰も反対していなかったし、もう新滑走路もできています。
そいうことは、鳩山首相もしらないと思います。
これまでの経緯を知ろうともしてないし、政治主導とか言っているので、教えてくれる人もいないのでしょうね。
「首相は懇談の場で、普天間問題について「皆さん、普天間なんて知らなかったでしょう」と問い掛けた」らしいのですが、鳩山さんもどれだけ知っていたのか、疑問ですね。
まぁ、問題は普天間の問題というよりは、その外交・防衛感覚の幼稚さですね。「友愛」で外交問題は解決しないでしょう。小学校の教室に貼ってある標語じゃないですか「友愛」って・・
2010年4月12日月曜日
2010/04/10嘉手納
沖縄はすっかり夏です。
嘉手納飛行場の侵入経路の下にある北谷町砂辺馬場公園の海浜です。
すごいですよね。リーフにわたり、そこから、陸地側に向かって釣りをしています。
釣り堀ではないですよ。皆さん、自然の海浜ですよ。釣りをする人が向かい合わせです。
さすが、沖縄
北谷町砂辺は嘉手納飛行場の進入路の真下に近いので、あちらこちらに、那覇防衛施設局
(今は沖縄防衛局)所有の空き地があります。住民が住まないようにしているのでしょうか。
同じく北谷町砂辺地区にある「クマヤーガマ」という石灰岩段丘にできた鍾乳洞です。
全長40mで、1944年の10月10日の空襲の後、砂辺の住民が避難し、クマヤーガマでは一人も犠牲者はでなかったそうです。
1945年4月1日の米軍上陸の数字前に、ガマに避難していた砂辺の住民は全員、沖縄本島の北部に避難しました。
現在、ガマの上には住宅らしき建物も立っています。どういう気持で日々の生活を送られているのか、興味深いです。
嘉手納飛行場の侵入経路の下にある北谷町砂辺馬場公園の海浜です。
すごいですよね。リーフにわたり、そこから、陸地側に向かって釣りをしています。
釣り堀ではないですよ。皆さん、自然の海浜ですよ。釣りをする人が向かい合わせです。
さすが、沖縄
と言っても、嘉手納飛行場からの飛行機は、頭の上を通りすぎていきます。
北谷町砂辺は嘉手納飛行場の進入路の真下に近いので、あちらこちらに、那覇防衛施設局
(今は沖縄防衛局)所有の空き地があります。住民が住まないようにしているのでしょうか。
同じく北谷町砂辺地区にある「クマヤーガマ」という石灰岩段丘にできた鍾乳洞です。
全長40mで、1944年の10月10日の空襲の後、砂辺の住民が避難し、クマヤーガマでは一人も犠牲者はでなかったそうです。
1945年4月1日の米軍上陸の数字前に、ガマに避難していた砂辺の住民は全員、沖縄本島の北部に避難しました。
現在、ガマの上には住宅らしき建物も立っています。どういう気持で日々の生活を送られているのか、興味深いです。
2010/04/03普天間
普天間飛行場は滑走路工事のため、至って静かなものです。
近くで飛行場を見ている人の情報によると、6月中静かではないかということでしたが、今日(4月12日)のテレビニュースでは、補修工事が終わり、さっそく固定翼機が離発着しているようです。
はぁ、また、うるさくなるのね・・
そうそう、嘉数高台に傍に新しい保育園が出来ていました。一番うるさい場所に、進入路のすぐ近くですよ・・
保育園ができるは良いことです。早く、普天間飛行場をなんとかしないと、
2010年4月4日日曜日
静かな普天間飛行場です。
最近の普天間飛行場は、滑走路工事があり、KC-130輸送機などの固定翼機が飛行しないため、かなり静かです。KC-130輸送機は、嘉手納飛行場に一時的に移駐するという情報もありましたが、どうなったのでしょうか。
もともと、KC-130輸送機は、12機全て岩国に移るということが決まり、そのために岩国に沖合滑走路も建設してあるので、さっさと引越しすれば良いのにと思います。
普天間には、KC-130輸送機以外の固定翼機として、UC-12とか小さな飛行機がおり、連絡、人員の輸送のため、他の海兵隊基地と日常的に行き来していましたが、今は、嘉手納に行っているんですかね。しかし、固定翼機が飛行しないと、こんなに静かなんですね。
今、嘉手納への飛行機、特に戦闘機の騒音が大変です。
2010年4月3日土曜日
2010年3月18日木曜日
今日は、午後から天気も良くなり、嘉手納に行ってきました。
米空軍の主力給油機です。
リーフの上を歩いて、釣りや潮干狩りをしている人がいます。
沖縄では海は歩けることがわかりますよね。
米空軍の主力給油機です。
AETCとはAir Education and Training Command
の略ですから、第97航空教育訓練軍団所属のKC-135 空中給油機ですね。
次のヘリは、CH-46 シーナイト
米海軍機(海兵隊)は、垂直尾翼などにテイルコード(アルファベット2文字)が記されていて、それで部隊名が判別します。このヘリのテイルコードはET です。
ETは米海兵隊の第262中型ヘリコプター飛行隊(HMM262)のコードですから、普天間所属のヘリです。
普天間から、嘉手納の侵入経路を横切って読谷方面へ抜けていきました。
の略ですから、第97航空教育訓練軍団所属のKC-135 空中給油機ですね。
次のヘリは、CH-46 シーナイト
米海軍機(海兵隊)は、垂直尾翼などにテイルコード(アルファベット2文字)が記されていて、それで部隊名が判別します。このヘリのテイルコードはET です。
ETは米海兵隊の第262中型ヘリコプター飛行隊(HMM262)のコードですから、普天間所属のヘリです。
普天間から、嘉手納の侵入経路を横切って読谷方面へ抜けていきました。
訓練でしょうか、ヘリの中には、けっこうな数の海兵隊員が乗っています。
F-15 イーグルです。制空権確保を目的とし、空対空戦闘を任務とする米空軍の主力戦闘機で、嘉手納飛行場には、2個飛行隊が編成され、単座型のF-15Cと複座型のF-15Dが48機が配備されてるようです。
この飛行機は複座型のF-15Dで、テイルコードがZZ(嘉手納に配備されている第18航空団のコード)、テイルコードの下に046という数字が記されています。
2010年3月14日日曜日
2010年3月11日木曜日
2010/03/11 Kadena E-3AWACS
訓練でしょうか。海側に離陸して後、8の字を書くように旋回し、東海岸向け飛行していきました。
2010/03/11 Futenma Kadena
日米同盟の正体 迷走する安全保障
孫崎 享 著
安全保障には、外交の側面と軍事の側面があり、この本では、米国と日本の関係が軍事の側面から分析されている。
しかし、それにとどまらず、安全保障=抑止を経済分野での貢献にまで広げた主張を述べている。
客観的な分析ではなく、分析を超えて主張する本と書いてあるが、分析がキチンとされているだけに、その主張にも説得力がある。
在日米軍については、第7艦隊などの緊急展開と即応力が重要で、そのために米軍基地の前方展開があり、日本の米軍基地がその中核となる。としている。
安全保障問題を戦略的には考えられない日本の最近の状況を批判しているが、今に始まったことではないのかもしれない。
沖縄戦の当時もそうであったなら、悲しいことではある。
国際情勢と戦略を学ぶためには、現在の動きと歴史や理論を学び、現在の動きと組み合わせて、見ていく必要があろうし、善悪の価値判断を入れない情勢分析が必要。
2010年3月6日土曜日
2010/03/06 嘉手納飛行場
北谷町砂辺の住宅地上空を離陸するP-3C
今日の嘉手納飛行場は、離発着する飛行機も少なく、静か、哨戒機 P-3C が何度か旋回しているだけ。
しかし、このP-3C は嘉手納でも普天間でも、旋回訓練している様子が良く見られるが、そんなに必要なんですかね。
他の機種に比べても、旋回訓練、多いような気がします。
2010年3月5日金曜日
米中軍事同盟が始まる
元NHKワシントン支局長の日高義樹 著
オバマ政権下における米国の外交・軍事戦略が、中国との関係で変化する中で、日本の立つべき位置について解説している。
米国については、「中国という、大きくてまとまりのない国を助けることによって、アメリカの友好国にして、アジアの中心に据えたいと考えている。」と評価し、
また、米軍の変化の表れを
① アメリカ空母の削減
② 米軍基地の機能変化
(中国と北朝鮮のミサイル攻撃の危険を避け、米軍基地の本体をグアムのアンダーソン基地、ハワイのヒッカム基地、それにアラスカのエルメンドルフ基地に分散してしまっている。)
に見ている。
沖縄の海兵隊についても、
沖縄のアメリカ海兵隊がグアムに移転する本当の理由は、中国の戦略が変わったからであり、中国は通常型の戦争を仕掛けてはこない。ミサイルによる攻撃がアジアの戦争の中心になるこうしたミサイルの奇襲攻撃を避けるためには部隊を分散させなければならない。
としている。
この本にあるように、ミサイルの発達が、アジアにおけるアメリカの戦闘のやりかたを変え、在日米軍基地の役割が
「戦闘部隊を日本列島に展開し、台湾海峡や朝鮮半島で有事がおきた場合、日本基地から飛び立って戦闘行動に入ること。」
から
「緊急事態に対応するための安全な後方基地」
に変わってきているのであれば、沖縄の海兵隊が、グアムに移転するのは何を意味するのか?
沖縄の米軍基地を考える場合、中東やアフガニスタンの情勢が、米国の戦略にどういう影響を与えるかということ
だけでなく、今後の軍事技術の発達による影響も考慮する必要がある。
オバマ政権下における米国の外交・軍事戦略が、中国との関係で変化する中で、日本の立つべき位置について解説している。
米国については、「中国という、大きくてまとまりのない国を助けることによって、アメリカの友好国にして、アジアの中心に据えたいと考えている。」と評価し、
また、米軍の変化の表れを
① アメリカ空母の削減
② 米軍基地の機能変化
(中国と北朝鮮のミサイル攻撃の危険を避け、米軍基地の本体をグアムのアンダーソン基地、ハワイのヒッカム基地、それにアラスカのエルメンドルフ基地に分散してしまっている。)
に見ている。
沖縄の海兵隊についても、
沖縄のアメリカ海兵隊がグアムに移転する本当の理由は、中国の戦略が変わったからであり、中国は通常型の戦争を仕掛けてはこない。ミサイルによる攻撃がアジアの戦争の中心になるこうしたミサイルの奇襲攻撃を避けるためには部隊を分散させなければならない。
としている。
この本にあるように、ミサイルの発達が、アジアにおけるアメリカの戦闘のやりかたを変え、在日米軍基地の役割が
「戦闘部隊を日本列島に展開し、台湾海峡や朝鮮半島で有事がおきた場合、日本基地から飛び立って戦闘行動に入ること。」
から
「緊急事態に対応するための安全な後方基地」
に変わってきているのであれば、沖縄の海兵隊が、グアムに移転するのは何を意味するのか?
沖縄の米軍基地を考える場合、中東やアフガニスタンの情勢が、米国の戦略にどういう影響を与えるかということ
だけでなく、今後の軍事技術の発達による影響も考慮する必要がある。
2010年3月1日月曜日
砂上の同盟(米軍再編が明かすウソ)
著者の屋良朝博さんは、
沖縄タイムスの記者で、2007年〜2008年 ハワイ東西センターの客員研究員をされていた。
本の中で述べられているが、米軍再編に関する屋良氏の疑問は「なぜ、いま海兵隊がグアムに移転するのか」であり、その答えは、「政治がそう決めた」からということであると書いている。
在日米軍再編とは、米国が、軍事戦略の転換を図る世界規模のトランスフォーメーション(米軍再編)の一環として、在日米軍、在沖米軍の基地機能や位置、規模を再編成することである。
私も、米軍再編合意の際、全体像が見えない中で、沖縄の負担軽減になっているのかわからないことに疑問をもっていた。
その疑問に対する答えを探すためには、現在の米軍の全体がまずあり、その中で、在日米軍、在沖米軍を把握し、その機能、規模、施設が米軍再編合意でどう変わっていくのかの事実を知らなければならないと感じていた。
この本の中では、国際情勢、米軍全体の再編を踏まえて、沖縄の基地問題が触れらており、少しは理解、納得できる説明がなされている。
でも、最後は「政治がそう決めた」と言われるとな・・
また、この本の中の、「経済活動の基盤をなす安全保障の恩恵を等しく享受するためには責任分
担もある程度公平でなければならない。」というくだりは、日本国民が全体として肝に銘じていただきたいものである。
沖縄タイムスの記者で、2007年〜2008年 ハワイ東西センターの客員研究員をされていた。
本の中で述べられているが、米軍再編に関する屋良氏の疑問は「なぜ、いま海兵隊がグアムに移転するのか」であり、その答えは、「政治がそう決めた」からということであると書いている。
在日米軍再編とは、米国が、軍事戦略の転換を図る世界規模のトランスフォーメーション(米軍再編)の一環として、在日米軍、在沖米軍の基地機能や位置、規模を再編成することである。
私も、米軍再編合意の際、全体像が見えない中で、沖縄の負担軽減になっているのかわからないことに疑問をもっていた。
その疑問に対する答えを探すためには、現在の米軍の全体がまずあり、その中で、在日米軍、在沖米軍を把握し、その機能、規模、施設が米軍再編合意でどう変わっていくのかの事実を知らなければならないと感じていた。
この本の中では、国際情勢、米軍全体の再編を踏まえて、沖縄の基地問題が触れらており、少しは理解、納得できる説明がなされている。
でも、最後は「政治がそう決めた」と言われるとな・・
また、この本の中の、「経済活動の基盤をなす安全保障の恩恵を等しく享受するためには責任分
担もある程度公平でなければならない。」というくだりは、日本国民が全体として肝に銘じていただきたいものである。
2010年2月22日月曜日
鳩山由紀夫の政治を科学する (帰ってきたバカヤロー経済学)
理系の鳩山首相を同じく理系の高橋洋一、竹内薫 両氏が解剖した書である。
帯にあるように「面白い」「痛快」である。
しかも「分かりやすい。」
でも、もう少し難しくてもいいし、ボリュームがあってもいいから、きちんと分析した本を読みたいとも思いました。
「原子力発電の割合を上げれば、温暖化ガス削減は達成できるが、国民感情として、イメージで原子力発言=原爆となっているとか、ものの善し悪しをフィーリングで決めているとか、」
全く同感ですね。
それから、「鳩山政権の支持母体が日教組、自治労、パチンコ業界」 へーー
びっくり
しかし、普天間移設問題の最近の迷走ぶりをみると、この人たちは、基地問題に関する地元対策とか、外交の米側交渉とか、全然できるようには思えませんね。
まぁ、これまで、政治ではなくて、国内の選挙対策しかしてないので仕方ないかもしれませんが、
政権とったあとでも選挙対策しかしていない人もいますが・・
帯にあるように「面白い」「痛快」である。
しかも「分かりやすい。」
でも、もう少し難しくてもいいし、ボリュームがあってもいいから、きちんと分析した本を読みたいとも思いました。
「原子力発電の割合を上げれば、温暖化ガス削減は達成できるが、国民感情として、イメージで原子力発言=原爆となっているとか、ものの善し悪しをフィーリングで決めているとか、」
全く同感ですね。
それから、「鳩山政権の支持母体が日教組、自治労、パチンコ業界」 へーー
びっくり
しかし、普天間移設問題の最近の迷走ぶりをみると、この人たちは、基地問題に関する地元対策とか、外交の米側交渉とか、全然できるようには思えませんね。
まぁ、これまで、政治ではなくて、国内の選挙対策しかしてないので仕方ないかもしれませんが、
政権とったあとでも選挙対策しかしていない人もいますが・・
日本の戦争力
小川和久 著
戦争力とといっても、軍事技術だけでなく、軍事力を背景にした日本の外交力の話です。
特に面白かったのが、国境警備と国連軍の話
まず国境警備については、
「何故、多くの国が軍隊と国境警備隊などの準軍隊の両方をもっているかといえば、必ず起きると考えなければならない国境紛争を戦争にエスカレートさせないためであり、
陸上であると海上であるとを問わず、国境地帯で国同士の利害が衝突し、紛争が起きるのは常識である。
その現実は、領有権や海洋資源をめぐって中国や韓国との間で緊張が高まっている日本周辺海域をみても明らか国境侵犯や不審船など重大な主権侵害を放置すれば独立国家が成り立たなくなる。そのたびに軍隊組織を紛争処理に乗り出すのではなく、まずは、国境警備隊が出動して事態収拾を図る。」
これが、世界の主権国家の常識なのでしょうね。
今、沖縄の基地問題、特に普天間移設について、もめにもめていますが、
日米安保や、米軍の駐留がどうなるにせよ、沖縄の島々の周辺海域が、国境に接していることは、変えようがないし、しかも海上であることにより、国境線があいまい、関連する国と地域も、日本、米国、中国、台湾、韓国、(んん北朝鮮もかな?)とたくさんあって、利害衝突や緊張が高まる可能性は常にあるし、たぶん、近い将来は、少なくとも今と同じぐらいの緊張を覚悟するしかないのでしょう。
ということも考えた上で、沖縄の基地問題を考えないといけないのでしょうね。
国連軍については、
「朝鮮戦争を戦った国連軍は、現在も韓国と日本に駐留している。
韓国(竜山:2012年に平沢に移転)に国連軍司令部
司令官は、在韓米軍司令官が兼任:要員400人、15カ国で編成
日本では東京都横田に国連軍後方司令部(要員38人)、8カ国で編成
要員38人は、国連軍要員として指名された米軍人が主体
3〜4ヶ月に1回合同会議を開催し、各国の在日駐在武官も出席
在日米軍基地のうち
キャンプ座間、横田、横須賀、佐世保、嘉手納、普天間、ホワイトビーチの7ヶ
所が国連軍基地に指定され、日章旗と星条旗にならんで国連旗がはためく」
ということが分かったのですが、昨年8月の普天間フェスタで普天間基地の中に入ったところで
国連旗、見ましたよ。不思議に思っていたのですが、これで氷解
幻想の島・沖縄
「幻想の島・沖縄」を読み終えた。
著書の大久保 潤氏は、日本経済新聞社の記者で沖縄支局長の経験を持つだけあり、沖縄の、特に基地問題について冷静な分析、主張となっていると感じる。
沖縄については、戦争やその後の米軍統治、日本復帰などをひきずり、やもすれば感情的な議論が多すぎるように感じてきた。
沖縄に対し、耳の痛い話、視点を加味した本である。
これまで癒しの島であるとか、沖縄戦、悲劇の島とかに対し、批判的な論評も含まれている。奧野修司氏の「沖縄幻想」とか花村萬月氏「沖縄を撃つ」など、最近の沖縄本に増えてきた傾向である。
まぁ、もともと、沖縄を癒しの島とみていたのが、沖縄好きの人たちの勝手な思い込みだったといえばそうだし、沖縄に住んでいる人は、全然そんなことは思ってもいなかったということもあるかもしれない。
それは置いといて、だ
前半はそれなりに、おもしろく読めたのですが、最後に違和感を感じたのは、「国際関係における問題は最終的に国際機構のようなもので解決したい。」という、まぁ言ってみれば、日本国憲法の理念のような結論になったことです。
これは憲法9条をもつ日本国民としては当然のことなのでしょうが、ただ、それは米国や中国も
同様に考えないと意味がないと思うし、米国は多分ヨーロッパ諸国が元々持っている「力の政治」「勢力均衡のための同盟重視」が安全保障の基本ではないでしょうか。
中国がどういう考えなのか、良くわからないのですが。
そういう中で、周りの国とは別に、日本だけが独自の日本国憲法の理念(平和主義)で沖縄の基地問題(日本の安全保障)を議論することが適当なのでしょうか。
また、東京にいると、在日米軍が日本とアジアの安定に寄与しているという実感がない。
という点には、疑問を抱かざるを得ない。
実感がないことが大事で、それが平和ということなのではないかと思うし、米軍が沖縄だけでなく、日本に駐留している必要があるかどうかはまさに、、東京を中心に議論すべき話なのだと思いますけど、
30年前の『関東移設計画』(人口密集地に集中していた首都圏中心部にあった米軍基地を周辺部に移設)の歴史も勉強する必要がありますね。
著書の大久保 潤氏は、日本経済新聞社の記者で沖縄支局長の経験を持つだけあり、沖縄の、特に基地問題について冷静な分析、主張となっていると感じる。
沖縄については、戦争やその後の米軍統治、日本復帰などをひきずり、やもすれば感情的な議論が多すぎるように感じてきた。
沖縄に対し、耳の痛い話、視点を加味した本である。
これまで癒しの島であるとか、沖縄戦、悲劇の島とかに対し、批判的な論評も含まれている。奧野修司氏の「沖縄幻想」とか花村萬月氏「沖縄を撃つ」など、最近の沖縄本に増えてきた傾向である。
まぁ、もともと、沖縄を癒しの島とみていたのが、沖縄好きの人たちの勝手な思い込みだったといえばそうだし、沖縄に住んでいる人は、全然そんなことは思ってもいなかったということもあるかもしれない。
それは置いといて、だ
前半はそれなりに、おもしろく読めたのですが、最後に違和感を感じたのは、「国際関係における問題は最終的に国際機構のようなもので解決したい。」という、まぁ言ってみれば、日本国憲法の理念のような結論になったことです。
これは憲法9条をもつ日本国民としては当然のことなのでしょうが、ただ、それは米国や中国も
同様に考えないと意味がないと思うし、米国は多分ヨーロッパ諸国が元々持っている「力の政治」「勢力均衡のための同盟重視」が安全保障の基本ではないでしょうか。
中国がどういう考えなのか、良くわからないのですが。
そういう中で、周りの国とは別に、日本だけが独自の日本国憲法の理念(平和主義)で沖縄の基地問題(日本の安全保障)を議論することが適当なのでしょうか。
また、東京にいると、在日米軍が日本とアジアの安定に寄与しているという実感がない。
という点には、疑問を抱かざるを得ない。
実感がないことが大事で、それが平和ということなのではないかと思うし、米軍が沖縄だけでなく、日本に駐留している必要があるかどうかはまさに、、東京を中心に議論すべき話なのだと思いますけど、
30年前の『関東移設計画』(人口密集地に集中していた首都圏中心部にあった米軍基地を周辺部に移設)の歴史も勉強する必要がありますね。
登録:
投稿 (Atom)