2010年3月18日木曜日

今日は、午後から天気も良くなり、嘉手納に行ってきました。


リーフの上を歩いて、釣りや潮干狩りをしている人がいます。

沖縄では海は歩けることがわかりますよね。






KC-135ストラトタンカー
米空軍の主力給油機です。
機首近くにAETC 38020 97AMW とペイントされていて、部隊名などが分かります。Posted by Picasa
AETCとはAir Education and Training Command
の略ですから、第97航空教育訓練軍団所属のKC-135 空中給油機ですね。

次のヘリは、CH-46 シーナイト
米海軍機(海兵隊)は、垂直尾翼などにテイルコード(アルファベット2文字)が記されていて、それで部隊名が判別します。このヘリのテイルコードはET です。
ETは米海兵隊の第262中型ヘリコプター飛行隊(HMM262)のコードですから、普天間所属のヘリです。
普天間から、嘉手納の侵入経路を横切って読谷方面へ抜けていきました。


訓練でしょうか、ヘリの中には、けっこうな数の海兵隊員が乗っています。

F-15 イーグルです。制空権確保を目的とし、空対空戦闘を任務とする米空軍の主力戦闘機で、嘉手納飛行場には、2個飛行隊が編成され、単座型のF-15Cと複座型のF-15Dが48機が配備されてるようです。
この飛行機は複座型のF-15Dで、テイルコードがZZ(嘉手納に配備されている第18航空団のコード)、テイルコードの下に046という数字が記されています。 

2010年3月14日日曜日

ザ・パシフック

「ザ・パシフック」はスピルバーグ&トム・ハンクスを含む『BAND OF BROTHERS』チームが太平洋戦争の激戦を描く米国のテレビドラマで、米国では3月に放送予定のようです。
沖縄戦等も描かれているみたいです。

沖縄戦を相対化すると言ったらおこられるかもしれませんが・・
米国側だけでなく、日本軍、沖縄の住民など複数の目線からみた沖縄戦というのは必要だと思います。
 
予告編はこちら

原作は
こちら

2010年3月11日木曜日

2010/03/11 Kadena E-3AWACS

訓練でしょうか。海側に離陸して後、8の字を書くように旋回し、東海岸向け飛行していきました。


 

新聞で、2月中旬に米アラスカ・アイルセン空軍基地から第18アグレッサー(仮想敵)飛行中隊所属のF16戦闘機が飛来しているとの記事がありました。

飛来は部隊任務の移動訓練(MTT)の一環とで、来週中ごろにはアイルセン基地に帰るそうです。


午前と午後に8機ずつ飛行し、嘉手納所属のF15戦闘機と空対空の訓練を行っており、航空自衛隊那覇基地のF15ほか、在韓米軍の空軍機も沖縄空域で合流し訓練したという記事がありましたが、もしかして一緒に訓練でもしているのでしょうか。

テイルコードは、 OK で、Base はOklahoma (Code OK) ですかね。
NO.0004です。
 
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2010/03/11 Kadena

嘉手納飛行場から海側に離陸する輸送機
C-130H Hercules です。Base は横田ですかね?
機首近くのマークは、1659 374 AW


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2010/03/11 Futenma Kadena

 
本日の普天間飛行場は、滑走路の工事をしているようで、そのせいか、最近、周辺で飛行している様子が見られません。




滑走路だけでなく、滑走路わきでも、なにやら土が掘り起こされていました。
早期警戒管制機の E-3AWACS  です。
海側から着陸するところです。

この後、逆に海側に向かって離陸します。









海側への離陸です。大きですね

日米同盟の正体 迷走する安全保障


孫崎 享 著
安全保障には、外交の側面と軍事の側面があり、この本では、米国と日本の関係が軍事の側面から分析されている。
しかし、それにとどまらず、安全保障=抑止を経済分野での貢献にまで広げた主張を述べている。

客観的な分析ではなく、分析を超えて主張する本と書いてあるが、分析がキチンとされているだけに、その主張にも説得力がある。

在日米軍については、第7艦隊などの緊急展開と即応力が重要で、そのために米軍基地の前方展開があり、日本の米軍基地がその中核となる。としている。

安全保障問題を戦略的には考えられない日本の最近の状況を批判しているが、今に始まったことではないのかもしれない。

沖縄戦の当時もそうであったなら、悲しいことではある。

国際情勢と戦略を学ぶためには、現在の動きと歴史や理論を学び、現在の動きと組み合わせて、見ていく必要があろうし、善悪の価値判断を入れない情勢分析が必要。

2010年3月6日土曜日

2010/03/06 嘉手納飛行場

             北谷町砂辺の住宅地上空を離陸するP-3C

 今日の嘉手納飛行場は、離発着する飛行機も少なく、静か、哨戒機 P-3C が何度か旋回しているだけ。

 しかし、このP-3C は嘉手納でも普天間でも、旋回訓練している様子が良く見られるが、そんなに必要なんですかね。

 他の機種に比べても、旋回訓練、多いような気がします。


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2010年3月5日金曜日

米中軍事同盟が始まる

元NHKワシントン支局長の日高義樹 著

オバマ政権下における米国の外交・軍事戦略が、中国との関係で変化する中で、日本の立つべき位置について解説している。
米国については、「中国という、大きくてまとまりのない国を助けることによって、アメリカの友好国にして、アジアの中心に据えたいと考えている。」と評価し、
また、米軍の変化の表れを
① アメリカ空母の削減
② 米軍基地の機能変化



(中国と北朝鮮のミサイル攻撃の危険を避け、米軍基地の本体をグアムのアンダーソン基地、ハワイのヒッカム基地、それにアラスカのエルメンドルフ基地に分散してしまっている。)

に見ている。
沖縄の海兵隊についても、

沖縄のアメリカ海兵隊がグアムに移転する本当の理由は、中国の戦略が変わったからであり、中国は通常型の戦争を仕掛けてはこない。ミサイルによる攻撃がアジアの戦争の中心になるこうしたミサイルの奇襲攻撃を避けるためには部隊を分散させなければならない。

としている。

この本にあるように、ミサイルの発達が、アジアにおけるアメリカの戦闘のやりかたを変え、在日米軍基地の役割が

「戦闘部隊を日本列島に展開し、台湾海峡や朝鮮半島で有事がおきた場合、日本基地から飛び立って戦闘行動に入ること。」

から

「緊急事態に対応するための安全な後方基地」

に変わってきているのであれば、沖縄の海兵隊が、グアムに移転するのは何を意味するのか?

沖縄の米軍基地を考える場合、中東やアフガニスタンの情勢が、米国の戦略にどういう影響を与えるかということ

だけでなく、今後の軍事技術の発達による影響も考慮する必要がある。

2010年3月1日月曜日

砂上の同盟(米軍再編が明かすウソ)

著者の屋良朝博さんは、 
沖縄タイムスの記者で、2007年〜2008年 ハワイ東西センターの客員研究員をされていた。
本の中で述べられているが、米軍再編に関する屋良氏の疑問は「なぜ、いま海兵隊がグアムに移転するのか」であり、その答えは、「政治がそう決めた」からということであると書いている。

在日米軍再編とは、米国が、軍事戦略の転換を図る世界規模のトランスフォーメーション(米軍再編)の一環として、在日米軍、在沖米軍の基地機能や位置、規模を再編成することである。
私も、米軍再編合意の際、全体像が見えない中で、沖縄の負担軽減になっているのかわからないことに疑問をもっていた。
その疑問に対する答えを探すためには、現在の米軍の全体がまずあり、その中で、在日米軍、在沖米軍を把握し、その機能、規模、施設が米軍再編合意でどう変わっていくのかの事実を知らなければならないと感じていた。

この本の中では、国際情勢、米軍全体の再編を踏まえて、沖縄の基地問題が触れらており、少しは理解、納得できる説明がなされている。

でも、最後は「政治がそう決めた」と言われるとな・・

また、この本の中の、「経済活動の基盤をなす安全保障の恩恵を等しく享受するためには責任分
担もある程度公平でなければならない。」というくだりは、日本国民が全体として肝に銘じていただきたいものである。